このエロ将棋本で重罰を受けたのが、江戸の秋元康、蔦屋重三郎。
で、エロパロに懲りた蔦屋重三郎は、女郎の顔のアップを売り出すことに。
こっちのほうがよっぽど風紀を乱しそうな印象を受けるかもしれないが、お上公認の風俗街があった時代。
今みたいにネットで嬢の顔写真なんかみれないわけで、そうなるとお上も
「うんうん、写真指名くらいできないと大変だろうしね。まあ、許すか」
ってな具合で風俗嬢の顔のアップを売り出してスマッシュヒットを出した絵師が喜多川歌麿。
調子に乗った蔦屋重三郎と喜多川歌麿は、風俗嬢じゃなくて一般の店の看板娘の顔アップも同じように売り出す。
「やっぱ素人はたまんねえな。はぁはぁ」
と風俗嬢のブロマイドをみたあとに一般人のスナップ写真をみたら、エロいことが出来る気がしてなんもエロくないのに欲情。
「風俗情報誌の出版許可を与えたつもりなのに、なにこいつ一般人を風俗情報誌に載せてんの?」
ってな感じ。
江戸時代に風紀を乱す本や絵の出版が禁じられたときに、情事に見立てた詰め将棋を集めたエロいタイトルの本が出版されてたことがある。 タイトルはエロいが、中身はただの詰め将棋...
このエロ将棋本で重罰を受けたのが、江戸の秋元康、蔦屋重三郎。 喜多川歌麿も東洲斎写楽もこの蔦屋重三郎をプロデュースした。 で、エロパロに懲りた蔦屋重三郎は、女郎の顔のアッ...
ヴィクトリア朝時代のイギリスでわいせつ表現が禁止されたときもエロの遠回しな表現がやたらと発達したらしくて、フィールディングの小説「トム・ジョーンズ」の食事シーンなんか...
「金銀つかう客にもかまわず横にゆくは女郎のまことと卵の角道」 卵の四角と女郎の誠っていう諺があってな、どっちも有り得ないって話。 つまり、担がれたってことじゃねーの。