その反物質の石は、表面を厚さ1nm にもみたないATフィールドが覆っていたので、
拾える程度の重さの石なら おそらく1kg以下でしょうから、
反物質1kg とこちらの世界の物質 1kg の合計2kg が対消滅してエネルギーが発生するだけです。
その際、発生するエネルギーは、約180兆キロジュールですので、
ロシアの核爆弾 ツァーリ・ボンバ と同程度の核爆発が起きると思ってよいでしょう。
ツァーリ・ボンバは、1961年にノヴァヤゼムリャ島で核実験されましたが、
もちろん、世界は亡ぶことも無く、人類は未だに健在なのであります。
ツァーリ・ボンバ
午前11時32分、ツァーリ・ボンバは北極海にあるソ連領ノヴァヤゼムリャ(73.85°N 54.50°E)上空で投下された。投下高度は10,500メートルで、内蔵された気圧計[2]によって高度4,000メートル(海抜4,200メートル)に降下した時点で爆発した。一次放射線の致死域(500rem)は半径6.6キロメートル、爆風による人員殺傷範囲は23キロメートル、致命的な火傷を負う熱線の効果範囲は実に58キロメートルにも及んだと見られている。
あー、拾ったそこらへんの石が実は反物質で、 売れば一生遊んで暮らせると喜んだのもつかの間 爆発して人類滅亡しねぇかなぁ
その反物質の石は、表面を暑さ1nm にもみたないATフィールドが覆っていたので、 拾うことはできましたが、その直後にATフィールドが消失し、 反物質がこの空間に露出してしまっ...