2015-10-10

姿勢のはなし

猫背のような姿勢がわるい人に勧められる「息を吐きながら下腹を締めると姿勢が良くなる」ということについて。

これは、腹筋にゆるく力をいれることで胴体を一枚の板のように固定し、胴体に重い頭を安定して載せている状態だ。

人間の頭はそうとう重いので、猫背の人が気を抜くと胸が背中側に曲がりお腹が出て、肩の筋肉で頭を吊ることになる。

こうして慢性的肩こりの体質ができる。

力を入れるべき下腹の筋肉は、腹式呼吸をして吐くときに締まる筋肉にあたる。

ここに力を入れるとおなかが減っ込み、腹筋でつながってる胸が垂直になる。

背骨も力を抜いた状態よりはまっすぐになるので、頭の重みをうまく受け流せるのだろう。

下腹に力をいれるのは、ダンス武道でもよく言われるコツで、胡散臭く丹田とか言われる部分にあたる。

たぶん全身を美しくみせたり手足を振り回すために身体を安定させるコツとして、先人が発見名前をつけたのだろう。

これが日常的にできる人はあまり意識せずに力を入れられるらしいが、はじめはとにかく力を入れておくのが良さそう。

ただ、この手のコツにあたるもの体験しないとわからないし言語化できないので、姿勢が悪い人にはとりあえず腹筋締めてもらい、必要であれば理屈で補足するのが良いと思う。

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