仕方なく行列に並び、やっと順番が来たかと思いきや、行列は個室に行きたい人用で、小専用便器は元々ガラガラだった!教えてよ!!…というトラップは、健全な男子たるもの一度はひっかかったことがあるはずだ。
この問題を解決するには、個室と小専用で部屋を分けるのがてっとり早いが、既に全国津々浦々で設置されたトイレは、改修費用がかかり過ぎて無理だ。駅のホームの急行・各停用でレーンを分けて床に表記する案の応用も一考の余地があるが、費用はゼロではないし、大専用ラインに並ぶのはちょっと照れる。
そこで、私が新しく提案するのは、伝言ゲームメソッドである。新たに列に加わるひとがいたら、最後尾の人はこう訊ねる「ビッグ オア スモール?」同志だったら、ハグして迎い入れ、外れなら「お前はここにいるべき人間ではない、先へ行け…」と意味深に呟く。かくして、トイレ誕生以降、男子を苦しめた問題は解決に向かうであろう。