2015-08-01

名前仮面を被せる人

最近SNSを使っていて、引っかかりを覚える事がある。

ハンドルネームで呼ばず、代名詞型の敬称で話し掛ける人がいるのだ。

正直「引っかかり」というものではなく、嫌悪感すら覚える。

何故ここまで心の膿のようなものが生まれたのか、ここに書き留めようと思う。

名前」というものは、その人を表す大切な記号の1つだと考えている。

ネット上で名乗っている名前本来名前が違ったとしても、それはその人の一部だ。

A、B、C、D…これだけできちんと個別化はされる。

それを一緒くたに「アルファベット」と呼ばれて、いい気分になる人は居るのだろうか。

Aさんの事も、Bさんの事も「アルファベット」。

これでは同じ仮面を被せられたような気すらしてくる。

嫌悪を感じる理由はそこにあるのではないかと考える。

そして、もう1つの嫌悪が「敬称ではなく名前で呼ぶ人も居る」というところだ。

その時の会話の流れや状況に合わせているのではなく、「個人」と「その他」で使い分けている事を察した時は大きな嫌悪を感じた。

その人に悪気は無いのだろうけど、無意識に使い分けているのだとしたら恐ろしい。

被害妄想だと一蹴されてしまえばそこで終わってしまうのだが、「匿名」という場で発言たかった。

敬称には尊敬の念を込められて使われるものだが、この使い方には微塵も感じられない。

顔の見えないコミュニケーションの中で、数少ない「個人を表すもの」に仮面を被せるような事はして欲しくない。

そう思うのだった。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん