とりあえず、古本屋へ行ってみる。私はそこで懐かしい本を発見した。
「桃太郎」だ。それを読んでいたら、あることを思い出した。
ちなみに、最初は誰もが知ってるとは思うけど説明しておくと、
とかいう話の流れだ。
それで
「大きなモモを包丁で真っ二つに切るとさ、桃太郎がケガするだろ!? 桃太郎、なんで無傷?」
てよく冗談にするよね。
私はこう仮説を立ててみた。
タテじゃなくてヨコに真っ二つにすれば大丈夫なんじゃないかと。
そしたら鏡文字みたいに対象じゃないだろうって言われた。でも本当にそう言えるかな?
それは先入観なんじゃないか。
たとえばサンマを「真っ二つにする」ときってさ、頭とシッポの中心になるところかをたたき切るだろ。
サンマを真っ二つにしたよ
っていうじゃん?
むしろ対象になるようにタテに変に包丁入れたらどうやって食べるの?って感じじゃない?
でもじゃあ桃太郎はどこにいたのか。横から切ったときの桃太郎のほうがむしろ完全に真っ二つになりそう。
って思うかもしれないけど。
上のサンマ的真っ二つをふまえておいてな。
大きな桃の一番下らへんで、
桃太郎が
布団に寝るように横たわっていれば
__〇 ←桃の底辺でこんな感じになってる(丸が顔、線が体)
そしたら、横から切ったとしても、桃太郎はどこも切られることはない。
桃太郎はそこで目覚めて(それともひそんでた?)むくっと起き上がって「呼ばれて飛び出てジャジャ(略)」
ってできそうじゃね?
って言えるかもしれない。ケガすることもない。多少、強引だけど、こちらのほうが現実的だと私は考えてる。
ちなみに
桃から桃太郎が「飛び出してきた」とかいう風に語られやすいこの本。
それは
「起き上がった瞬間だったから」じゃないかな。起き上がるとき、はねあがるだろ?
底辺で横になっていたのに、桃を切られたから驚いて飛び上がった桃太郎。
それがおじいさんたちには飛び出してきたように見えたんだ。
ぜんぜん強引な考えじゃないよ、これは。