朝は家族とともに起き、見送り。そのあと軽く寝て、気ままな生活として昼を過ごす。
食事は私が替わったり手伝うこともあるが、基本は母が用意してくれる。
不満のない快適な生活だと思う。
ただ、別に働きたくなかったわけではない。働きたくないわけでもない。
単に今抱えているくだらない問題を解決するのが先だろうと、就職を先延ばしにしただけだった。
所属がないということがこれほどまでに恐ろしいことだとは知らなかった。
せめて恋人がいれば、もう少し心の余裕を持って今という時間を生きられたようにも思うけれど、訳あってアドレス帳は真っ白。
連絡をする相手は誰もいない。話し相手は家族だけ。
末恐ろしいことに、家族は生きてさえいてくれればいいと、私の甘えを無尽蔵に受け入れる気配さえある。
私を責めてくれるのは私しかいない。私が眠った時間だけ、寿命がいたずらに減る。
孤独に足を取られて地で頬を削り、泣きそうだ。血の味がする。
誰にも助けてもらえないことがわかるからこそ、誰か、助けてほしい。
とりあえず毎日欠かさず運動してみたらどうだ。よく眠れるし、何かやる気になった時に体力の貯金があるとかなり助かるぞ。
慰めだか叱咤だかはわからないが経験談として話す。 3か月目のいまが孤独感のピークだ。 もうしばらくすればなれる。ゲームや読書やネットなど安価な時間つぶしはいくらでもある。...