マクドナルドで隣に座った女子高生が山の中ので蕎麦屋でバイトしている話で盛り上がっていた。
そこで小耳に挟んだ会話を書いてみる。
「山の水はいいねぇ。水がそばの味を決めているんだ。うまかった。」
「さすがですね。違いがわかりますか」
「水のいいところのそばは違うわ。またくるよ」
「ありがとうございましたー」
「マスター、うちの水、水道水じゃないですか。そんなウソ言っていいんですか」
「ウソは言っていないよ。沢の水を汲んでいるとか、井戸水使っているとは言ってないでしょ。違いがお分かりですねと相槌を打っただけだよ」
「あんな言い方じゃ、水道水を使っていないみたいに聞こえるじゃないですか」
「そば通っぽいお客さまの自尊心ってものがあるだろう。仮にうちのつゆが創味のつゆを密かに使っていたとしても、お客様が寝かせたかえしと鰹節から取った出汁で自家製のものと思えば、その気持ちを大切にしたいと思うんだ。」
そばには一途な人だから、びっくりしちゃった