■わたしはすごいメンヘラで

あなたはすごい、クリエイターだ。

わたしはすごいメンヘラだから、

よく死ぬ事ばかり考える。

あなたはすごいクリエイターだから、

よく面白い事を考える。

あなたの話してくれる世界が好きだ。

あなたの話を聞いているとき、

わたしはどれだけ救われただろう。

あなたと一緒に遊んでいるとき、

わたしは自分がどれだけのメンヘラで、

それで、メンヘラになるだけの条件が揃うくらいの、

いろいろな過去の出来事が、

どうでもいいと思えるくらいだった。

わたしはあなたのことが大好きだけど、

あなたのその才能は、もっと多くの人に使われるべきだ。

あなたのその才能がもし、一人の女性に傾けられるとしたら、

わたしのような、醜くて、年食っていて、メンヘラの、

どうしようもない女じゃなくて、

もっと、

うつくしく、

魅力的な女性のために使われるべきだ。

あなたはほとんどお酒を飲まないのに、

わたしのためにお酒を選んでくれたことがある。

あなたが選んでくれたお酒を飲みながら、

スマートフォンの中に保存された写真を見ていたら、

一緒につくった作品や、

一緒に出かけた場所や、

一緒に食べたご飯の写真が沢山出て来た。

もしも、今日から1年間の記憶を消せるのだとしたら、

あなたと出会った事、

あなたと作った作品、

あなたと手がけた仕事、

あなたと行った場所、

その全部の記憶を消す事が出来る。

もしそう出来るのなら、どれだけ幸せだろう。

どれだけ楽だろう。

もし願いが叶うなら、

あなたに出会う前のわたしに戻りたい。

Permalink | 記事への反応(1) | 15:39

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