2014-09-07

告知の時代

ものすごく矛盾している人がいます。そういう性格はひと目でわかるのです。

あなた一年後、検査を受ける方がいい」

はいわかりました」

と言えばいいのに、

あなた一年後、検査を受ける方がいい」

「え?受けなくちゃいけないんですか?」

「受けたほうがいいと思いますよ」(あなた性格は知ってます。これを話したらどうなるかわかってるから、だまって『はい』と言いなさいよ)

「どうしてですか?」(まだ言うか)

「肝血管腫がどうなるか見たいからです」(あー言っちゃった。でも血管腫なんて動じる必要はないです。普通高齢者ではだんだん小さくなります

「こわい、ひどい、どうして脅かすようなことをいうんですか」(そこまで言うかなあ)

それから延々となだめるもなかなか納得しない。

ってなるのです。



これはシリアスな話、ほんとに医者を困らせる人です。

ぶりっ子、っていう言葉死語ですが、

「私わからないからこわいの~」みたいな事を、もう悟っていても良い年代の人がまじめに言う。

今の時代患者さんに秘密にする事なんかありません。

ですから検査受けてくださいと言ったらちゃんと理由があるし、

それをわざわざ聞く以上は最初から覚悟決めておいてくれないとフェアじゃありません。

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