今日、実家の両親が、遠出の所用の帰りに自分の住んでるところにやってきた。
仕事や生活についていろいろ心配されたが、適当に話を合わせた。
仕事はうまくいっていないが、「大変だけどなんとかなってるよ」とごまかした。
人間関係は破たん寸前だが、「特に不都合はないよ」とごまかした。
体調は良くはないが、「万全じゃないけど平気だよ」とごまかした。
これでいい。
馬鹿正直に言って変に心配させるより、多少の嘘を付いてでも安心させる。
それが「立派に独り立ちした息子」としての役割だ。
理想をいうなら、「よくできた嫁を探して結婚し、孫の顔を見せる息子」という役割もあるはずなのだが、それはとてもごまかしきれないし、実現も無理。
そこはいずれ謝らなければいけないところだ。
ならばいっそのこと、「立派に独り立ちした息子」の役割も放棄してみては?という誘惑にかられる。
いや、仕事は続けなければならない。
アーリーリタイヤするには早すぎる。
まだ我慢だ。