2012-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20121216000121

もちろん、軍隊と見なしてるだろうね。他国を簡単に侵略できる実力も持っている(実際は対地ミサイルを始めとする地上への遠距離攻撃手段を殆ど持ってない以上、小さな島ならともかく、一つの国丸ごと侵略するのは難しいと思うけど)と思われてるだろう。もちろん、実際に自衛隊に詳しい人なら別だろうけど。

だが、「武力を持つ国」と「武力的な脅威を持つ国」はイコールでは無い。「他国を侵略する実力がある国」が、「実際に他国へ武力侵略を行う可能性がある国」では無いのである

周辺国が自衛隊をどれだけ強大な軍隊認識しても、「日本が周辺国に侵略をかける国ではない」と思われてる限り、日本は「武力を持つ国」というだけの国であり、「武力的な脅威を持つ国」とは認識されない。

もちろん、軍隊のものを持たなければ「武力的な脅威を持つ国」とされる可能性はゼロになる。だが、その瞬間、今度は日本が「侵略可能な国」と他国に認識されることでもある。これは、どちらも平和という状態を侵す。「武力的な脅威を持つ国」とされると、他国も「我が国を守ろう」ということで軍拡に走るだろうし、時に衝突する可能性がある。しかし「侵略可能な国」もまた、他国の侵略欲を招き、地域不安定化の要因と成りうる。

どちらを重視するかは人によるが、どちらも平和を維持する方法であり、一方で戦争になる可能性を孕んでいる。それだけのこと。軍隊を持たないという意見リベラル平和的であり、軍を持つという意見ファシスト・侵略的と単純に色分けできないのである

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