2012-10-16

インド アーグラでであったリキシャーマン

タージマハルが有名な、インドデリーから列車で2時間ほどでいける街、アーグラ。

インド行くからにはタージマハルとりあえずみなきゃという義務感のため、デリーからやってきた。

しかし、その日は金曜日で、どうやら、タージマハルは金曜定休らしい。それに気づいたのはアーグラについてからだった。

乾季に入り、くらくらするほど日差しが強い中で、アーグラ城をみた。

なんとかタージが見たいと思い、リキシャーマンに聞いたら「そこからタージマハル裏の川の向こう側から見える」ということで、値段交渉しつつも、載せてもらうことに。

そのおっさんは64歳。17からリキシャーマンをはじめて、今年で47年目らしい。

オートリキシャーがある中、そのおっさんは人力で暑い中をこぎつづける。

子供は5人いて、男2人女3人。長男病気で亡くなって、次男はおっさんとおなじ、リキシャーマンをしているらしい。

アーグラ城から川の向こう側、タージが見えるポイントまでは4キロくらい。大人一人をのせて走るのにはやはり相当きついらしく、途中で休憩を何度かはさんだ。

インドにきてから、あまり物価の安さに、現地の人がどれくらいの収入暮らしているのか気になっていた。

思い切って聞いてみると

「俺は月2万ルピーで、家賃は2千ルピーだよ。子供学校いかせなきゃいけないし、大変だよ」という。

日本円にして、3万くらいだろうか。リキシャーマン収入相場がわからないけども、多くの子供を養っていけるから、そこそこの収入なんだろうと推測する。

川について、タージをみたけど、あんま喜びがなかった。

帰り道に、おっさんに「いまからおみやげや何件かまわるから、たのむから買わなくてもいいから寄ってくれ。そうしたら1件あたり俺に200ルピーが入るんだ」

といってきた。「金曜日ツーリストがいないから、今日は大変なんだよ」といったので、寄ってあげた

そもそも、この時俺が交渉したお金が、150ルピー。往復で9キロくらい走って、日本円で300円にも満たない金額だ。

なんか、デリーとかで話しかける人が全員金の話をしてうざいと思ってたけど、必死になる気持ちがわかった気がする。

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