2011-11-03

愛すべき人のこと。その6

僕と彼女はラインを超えた。心も、身体も。

彼女は彼と友達に戻ろうとした。どうやらうまくいきそうだ。

そして彼女は、どんどん僕のことが好きになっていってどうしたらいいかからないと言った。

僕は、いつものように、彼女がやりたいようにやればいい、と答えた。

から彼女は、彼と区切りをつけて友達に戻り、僕と結ばれたいという気持ちに正直になってくれた。

遠距離になるけれど、僕は喜んでその告白を受け取った。

出会ってちょうど2ヶ月ほどで、僕達は正式に恋人同士になれたのだった。

そして身体でも、愛を伝え合えるようになった。

僕たちは言葉大事にしてきたけれど、言葉だけでは伝えきれないこともある。

身体だけでもまた同じ。言葉がないと不安になるし、身体目当てなんかでもない。

僕たちは愛し合っていると、しっかりと感じられるような関係で居続けたい。

頑張って区切りをつけたとはいえ、彼女は今でも彼のことを思い出して思うことはあるらしい。

それも僕は織り込み済みだ。

彼女とその恋のことを誰よりも深く知り、相談に乗ってきたのは僕なのだから

それくらいのことは許容できるさ。僕だってあの人のことを思い出して物思いにふけることはある。

それでもいいから、僕のことを好きでいてくれてありがとう、と、僕は伝えたいと思う。

僕と彼女を結びつけてくれた妹分の少女と、兄貴分の青年にも、感謝しなければならない。

妹は喜んで祝福してくれたけれど、兄さんはまた僕達を煙に巻いてしまった。

心の中では何を思っているのか本当に分からないけれど、温かい目で見守ってくれたら嬉しいと思う。

あんたらも付き合っちゃえばいいのに……。

住んでいるところはバラバラだけれど、僕はこの4人でいる時が大好きだ。

それは二人きりの時と同じくらい、尊い時間であると思う。

とりあえず、僕たちの関係はこれで落ち着いた。

夏の終わりに出会って、なんでも話せる間柄になって、一緒に思い出を作って、困難も乗り越えて、助け合って。

お互いを分かり合った親友であり、兄妹のような関係でもあり、そして僕たちは愛し合った。

これでこの話も一旦終わりにしよう。また変化があれば、ここに書き留めておくことにしよう。

取り急ぎHappy Endということで、自分自身に向けてご報告。

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