2011-09-16

タイユニクロ1号店に見る同社の強み

バンコクで今月九開店したタイでのユニクロ第一号店へ足を運んでみた。
やはり品揃えはユニクロなので、日本人にとっては商品に目新しい点は何も無い。
しかし、驚いたのはその店舗の様子。
快適な通路幅、絶妙な照明などかなり清潔感あふれる仕上がりになっている。
また、相当に広い店舗だが、商品配置も日本の同社店舗と同程度に工夫されており、バンコクの他社店舗比較すると、かなり分かりやすい。
加えて、タイというか東南アジア一帯で頻繁に見られる"無駄な店員"が全くいない。
店員数も極めて適当であるし、その店員も「彼らは日本人か?」と思わせるほど良く働く。
その上、"店員としての愛想の良さ※"まで身に付けている。
(※個人としての愛想の良さではなく、「あの店員は感じが良い」という接客スキルとしての愛想)
全体としてブランドショップとしてのユニクロを作り上げるのに成功していると思う。

当初は、日本国内でのユニクロイメージから、これだけ安い価格の服飾品が溢れている東南アジアで、同社が成功するものかと否定的に考えていたが、これはもしかするともしかするかもしれない。
何より衝撃を受けたのは、日本国内での販売が8割以上を占める同社が、海外出店のノウハウを既にかなりのレベルまで蓄えていた、という点。
"「日本で当たり前のことを当たり前にやる」、これが出来ればどんな国が相手でも通用させることが出来る"という同社なりの確信垣間見たような気がした。

タイ生活3年目、マンネリ化した日々の中で、久々に刺激を受けた出来事だった。、

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