三菱重工と日立製作所の合併統合話が浮上したけど、これたぶん統合自体がポシャって終わりになると思う。
まず、企業間合併でよく聞く話のひとつで、"対等合併"と言うものがある。この"対等合併"と言う定義自体がナンセンスだと思う。
よく合併話が公になって、取引先や顧客との話の中で、"うちは相手とは対等合併ですよぉ"なんて言う奴がいるが、まずどんなことがあっても対等なんてありえないことだけ断言しておく。
それはどんなケースでも必ず吸収する側と吸収される側にわけられるということだ。
合併がうまくいくケースというのは、公になる前に条件面等も含めた今後のビジョンが明確になっていて、お互い合意していることが必要で、合併話の多くは中途半端な時期に公になってしまうパターンが多い。
この条件面での不利を飲むかどうかが問題で、合併なんかしたくないぞ!とか言う社員だったり、どっかで情報を得た利害関係者がマスコミにリークしたり等、こうなると他の利害関係者の更なる攻撃にあって潰されてしまうのがオチだ。
今回もそのパターンだろうね。
とにかく合併するなら情報が絶対に外部にもれない体制を作って、パパっとやっちゃうくらいのスピードが大事なのだが、労組とか株主とか色々あって難しいんだなぁこれが。