最近は時間があるときでも連続して十冊も読むとへとへとになってしまいます。
調子が悪いと一冊でダウン。三十分以上読み続けられなくなってしまいます。
まあ小説にしてみても、字面をなぞるだけのような読み方になっているきがするのですけれど。
この際だからどちらも纏めてしまいますが、本を読んでいると、そこに何かが描かれていることは分かるんです。分かるんですけど、いまいち飛び込んでこない。
漫画にしても小説にしても、高速でスライドショーを眺めているような気分になるのです。
いい話だったなあとか、面白かったなあとは思うけれど、肉薄してくるような感想が抱けない。
原因を漫画や小説に押し付けることは簡単ですが、どうにも自分自身の集中力というか意識というものが散漫とし過ぎているのが問題であるように思うのです。
広く薄く漂う認識主体では、確かに得られる情報の量は増えるでしょうが、読み取る情報の質に劣化が見られるような気がしてなりません。
どうすれば以前のようにシャンとできるのでしょうか。それとも、変化というものは一方的なものでしか無いから、元の鋳型に嵌ることはできないのでしょうか。
残念でなりません。