2011-02-05

何を幸せに感じるかって人それぞれだ。

私は中学高校で軽いいじめをうけていた。

友達と話をしながら廊下を歩いてても、

あいつ笑ってるぜ」なんて、名前の知らない男子が私を見て笑っていた。

大学受験のために予備校に行った時だって

私のことを知らないはずの他校の生徒が、私のことを見ていた。

クラスでも授業中に色々言われて、頬の緊張がとけない日はなかった。

チェーンメールがまわってたんだよ、って人づてに聞いた。

もう地元はいられないと思って、遠くの大学を選んだ。

父は泣いていた。

私が家からいなくなるのが寂しいからじゃない。

私より頭の良い弟に、県外の有名私立大学に通わせたかたからだ。

からそのために、私には少しでもお金のかからない、

地元国立大受験させようと考えていたからだ。

それでも私は、無理矢理地元を離れた。

このまま地元に居続けたら、死んでいるのと変わらないと思ったからだ。

進学した先では、誰も私のことを知っている人はいなかった。

遠く離れたこの場所までは、チェーンメールもまわっていなかった。

誰も私に注目していなかった。

恐らく、中学高校時代を何不自由なく生活したからすれば、

私の生活は到底「幸せ」とはほど遠いんだろう。

でも、私は幸せだった。

からも見られないこの生活が。

授業中に気軽に居眠りできるこの生活が。

必死に頬杖をついて、顔を隠さなくていいこの生活が。

これが普通の生活なんだと実感した

私のせいで、弟は国立大一本にしぼることになった。

ごめんね。

でも私は、今とても幸せです

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