その友達とは私が勝手に「もう会いたくない」と思っていて、一時期連絡を断っていた。
でも私がなぜもう会いたくないと思ったか、その理由をすっかり忘れていて、
そして喫茶店でお茶することになり、なぜもう会いたくないと思ったかを思い出した。
嘘をつくんだ。
でも自分の話を面白くするためか、小さな嘘をたくさんつくんだ。
多分彼女は、私がその嘘に気づかず、自分の話に笑ってくれていると思っているんだろう。
だけど私は、おそらく彼女の友達もみんな、嘘をついているとわかっている。
話を面白くするために、わざと嘘をついているとわかっているんだ。
でも彼女と違う進路に進み、現在まで、色々な人に出会い、価値観が大きく変わった。
その変化した価値観では、彼女の存在は「許容範囲」などではなくなってしまった。
完全に「苦手」に分類されるようになってしまった。
私の家から通える場所に住むことになりそうだ。
彼女にとって、私は中学の頃かなり仲の良かった親友という存在のようだ。
だけど私は、正直言って、もう二度と会いたくない。
一体どうしたらいいんだろう。
私は酷い人間かな?
「最近忙しくて…」 「時間あったら連絡するね」 「ごめん!その日彼氏と約束あるんだ」