はてなキーワード: 練り梅とは
ところがどっこいすっとこどっこいワシは何の因果かムがくる。ネリウム。うむ。一般的な言葉ではない。ムちゃんはどこからくるの?私はバリウムやカリウムの元素系から!
この条件付けを解消するにはどうすればいいか。そんなもん機械学習したAIにお伺い奉るまでもない。そう、ワシが新しい元素を見つければいいのだ。それにネリウムと名づける。うーんなんたるマンダム。
どうせ探すなら練り梅のように赤く、塩ふきしたうめぼしのように硬くもあり梅酒と見まごうほどの液体にもなる。当然その中間の粘性を帯びた状態にも!そんな千変万化な物体を見つけるのだ……。
でかした!と大々的にネリウムを発表したがそれは辰砂だった。ワシは陳謝したが学会を追放された。バイちゃの捨て台詞も哀れだった。
こうしてワシがネリウムを作る道は絶たれた…。あれから長いときが経ち、振り返ってみると梅を断ち切るつもりが梅に阿るかのように梅に拘泥していた。梅から離れるためのネリウムではなかったのか。だがあの一心不乱な一時はよかった。そう、あの情熱の時代。あれこそまさにネリウムだったのだ。誰に伝われなくてもいい。ワシがネリウと聞いてネリウムを思い出す。するとワシは酸いような甘いような顔をするだろう。もはやネリウムは無意味な言葉ではない。練り梅よりも強い意味を持った、人生を振り返る言葉なのだ。すこし若者のように言葉を遊ばせれば、ネリウむ。ワシはまたネリウみたくなるような何かに出会うだろうか。あなたはネリウむったことがあるだろうか。週末の夜。まどろみながら思い出にkiss。