2022-09-10

では新卒一括採用がなかったらどうやって採用するのか

「『新卒一括採用批判派が想定している社会がよくわからない」

https://anond.hatelabo.jp/20220910002542

への返歌として。


その場合、一括ではない「新卒採用制度が取られることになることになると思う。

具体的には、「企業側が新卒採用したいポジション/ロールを企業から提示学生がそれに応募する」。

まり学生会社自体ではなく会社提示しているロールにエントリーする形になる。

多くの場合インターンという形でスキル経験を完全には満たしてない学生でも受け入れられるだろう。


これは大抵の国で取られている標準的システムだ。

https://careers.google.com/jobs/results/135233369534276294-software-engineering-intern-2023/

  • MSの例:

https://careers.microsoft.com/students/us/en/job/786493/

どちらも学生特定ポジションに就かせることを前提に募集していることがわかると思う。


かに会社側は採用にかかる労力が増すだろうし、学生側も就きたいポジションに合わせた経験スキルを磨く必要が出るだろう。


しかしこのシステムでは

と双方に大きなメリットがある。


学生から見たとき新卒一括採用は未経験でも採用されるという利点はたしかにあるが、

就きたい職種を選べずキャリア自律性を手放すことになるという致命的なデメリット存在している。

このため、新卒一括採用では採用できない学生というのが存在する。


実際、弊社でも外国人採用をする際や(特にスキル層に多い)キャリアへの指向性の高い学生採用

一括採用での行き詰まりを感じ、6,7年ほど前から従来の一括採用と併用する仕組みを取り入れていれた。

少なくとも採用の段階ではうまくワークしており、他の大企業に対する先行者利益を得られているのを実感している。


昨今話に挙がる「ジョブ型への移行」ではこの制度が不可欠になるので今後はこういうシステムを取る会社は増えるだろう。

  • 経営幹部コースと研究開発コースと営業ソルジャーコースが最初から別の人種として扱われるようになるんだろうな 同期が一堂に集められて合宿研修やって、文句いいながらも楽しい思...

    • それぞれのコースで思い出作るだけだろ 進学校と底辺DQN校別々だったから高校時代の思い出作れませんでしたというようなことはないわけで

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