2022-05-12

リアクション芸」とか、もうやめよう

上島さんが亡くなって、それについては悲しいの一言だけど、この際「リアクション芸」というのが個人的には苦手という死ぬほど嫌だったことを言っておきたい。かつては「リアクション芸」がはじまったら、速攻でチャンネル変えた。


ダチョウ倶楽部の中だけで熱湯風呂をやっているぶんにはいいだろう。しかし実際は、上島熱湯風呂に叩き込む役割は、とんねるずダウンタウンだったり、番組での立場が圧倒的に強いMC芸人だった。どう見ても、強い立場人間が、弱い人間が苦しんだり痛がったりするのを見て楽しむ、というものしかなかった。教室や部室の中のいじめしごきバラエティ風にしているだけである。あれをみんなが笑って楽しんでいる事実が、中高時代自分にとっては自殺が思い浮かぶほどつらかった。

また、これがテレビの中で完結していればまだしもだが、決してそうではなかった。出川が繰り返し語っているように、リアクション芸人は街中を歩いてても、急に暴言を吐かれたり、軽く暴力を振るわれたり、自宅の前で騒がれたり、という被害毎日のように直接受けていた。そういうエピソードを聞くたびに、リアクション芸人というのは、根本的に間違っているんじゃないかと思わざるを得なかった。


上島さんはリアクション芸プライドを持っていたかもしれないけど、強い人間が弱い人間を痛めつけて笑うという、こうした芸は、もう令和の時代は完全に終わりにすべきだと思う。本当にそうなってほしい。

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