ジジババの家がある町は、牧場や草原が豊かで引退者が住むには良いが、交通不便で開発業者が手を出さない
1990年代は別荘ブームがあったが、このごろ急に自治体サイトの空き家の売り出しがどっと増えた
30年経過して、購入者死亡の物件が増え、折からの不況で子供には古いデザインの別荘を維持する経済力がないということだろう
ただ、なぜ高齢者たちがそれほど使わない不動産に金を出したか、広告戦略か、競争心か
別荘なんて知人を自分でもてなせる(ちょっとマウンティングできる)というメリットしか思いつかないが
きっと購入者は、藩主でも大名でも領主でも政治家でもない小金持ちで、彼らの子供はそれより経済支援が欲しかったかもしれない
ブームに弱いひとたちは一定数いて、買った本人たちは満足だったろうというやつ
カネはどのように使うべきか?という授業
自治体も30年後の空き家林立リスクを避ける方策を立てればよかったと思う
貸別荘や介護施設やその他施設に転用できる設計なら、いずれ町が買い上げますとかね