2022-02-27

護憲派サヨクが考えていること

・頭のおかし独裁者侵略を決意したら、9条があろうがなかろうが、侵略意思能力があろうがなかろうが、侵略されてしまうことはどうやら明らかなようだ。

・ところがウクライナは当初の予想を超えて善戦している。その要員のひとつとしてはロシア軍士気の低さ/ウクライナ軍のみならず国民全体の志気の高さがあるようだ。

サヨクなので、祖国侵略された際に、国民一人一人が銃を持って戦うのが正しいことなのかは、わからないが、それはいったんおく)

ウクライナへの支持も日に日に高まっている。それはロシアの内部でさえ例外ではないようだ。

憲法九条があろうが平和主義者であろうが、侵略される時は侵略される、戦争は防げない。

・「平和を望む国に一方的侵略が行われた」という構図は、たとえ戦争を阻むことに失敗した後でも、相手国の兵士ひとりひとりの士気を下げる、相手国の市民ひとりひとりに自国政体意思決定の変更にむけた働きかけを促すことができる。逆に自国民の祖国防衛に向けた士気を高めることができる。国際的連帯を勝ち取る上で大きな力になる、というのもまた同じ程度に事実のようだ。

・「憲法9条」さえあれば、侵略されることはない、という主張を、事実とするのは難しいようだ。

しかし「平和主義」というのは、侵略された後もなお、国を守る力になるというというのも一方で事実らしい。

・そうであれば、そうした「平和主義」の現実的な力を加味した上で、憲法九条はどうあるべきか、我が国防衛はどうあるべきかの議論は為されるべきだろう。

我が国自分からしかけてわるけりゃ「侵略者」よくて「どっちもどっち」になるリスクと、一方的先制攻撃を受けるリスクのどっちを高く見積もるのか。

・隣人に対して、テメェうちに手ェだしたらわかってるよなで行くのと、まあまあみなさん仲良くやりましょうよで行くのとどっちが得なのか。

・そういう、事実を踏まえた、リアリズムに基づいた「9条」の価値は、まだ議論余地はあるはずで、「9条があっても攻められるんだから、こんなものは無価値なんでさっさと破棄せよ」というのもまた極論ではないかと思う。

・そんなことを思っている。

ウクライナ市民をはじめとする平和を願う全ての人々に連帯を表明し、このたびのロシア政府による侵略行為に強く抗議します。

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