2021-04-18

ウマ娘現実の馬を結びつけて楽しめない

ウマ娘現実の馬を結びつけて楽しめない。

人間は馬を食べる。ここがどうにも引っかかる。

馬刺しを食べたことがある人は多いと思う。苦手な人もいるとは思うが、自分は好きだ。にんにく醤油につけて食べる。美味いという他ない。そこにビールなんかを呷ればもう言うことはない。

一方で人間競馬を楽しむ。

調教師競走馬を愛を持って育て、レースでは人馬一体となり共に勝利を目指す。そこに生まれドラマを楽しむ。純粋ギャンブル対象としている人が多いのかはわからないが。

そして、ウマ娘は実際の競馬史実や、馬の性格や特徴をモチーフとして作られている。ノンフィクションフィクションの間の創作物である

ウマ娘が、現実競走馬モチーフにしている以上、どうやったって現実の馬に興味をもってしまうのは当然の流れだとは思う。

愛嬌のある馬、破天荒な馬など様々な個性がある。可愛いというのも頷ける。

話は変わるが、ウマ娘を始めた友人が競馬に興味を持ったらしく、やれ大阪杯だやれ桜花賞がどうだのといったことを言ってくる。好きなものが増えて重畳だとは思うし、現実競馬は迫力があって見るだけで楽しいということはわかる。推しの馬がいることも良い、応援したいよな、わかる。

うん、わかるんだ。

でも、人間って馬を食べるんだよなぁ。

好きな対象(と同じ種族)を食べている。

ウマ娘は馬の擬人化だ。人を食べたいと思うことは一般的ではあるまい。ミノタウロスのような半人半獣の存在でも食用とすれば忌避感が強い。

この引っかかりに気づいてからは、現実の馬には目を背けてしまっている。ウマ娘ウマ娘として楽しもうと思った。ウマ娘というゲームの中では、愛で、育てながら師弟親友家族関係になっていくのであろう。

この世界に、嬉々としてウマ娘を食べるような文化がなければの話だが。

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  • 擬人化や偉人系はだいたいそうなる

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