2021-03-04

anond:20210304083509

日本音楽特に歌詞について考えるときって、演歌・歌謡時代の「先生」の存在考慮しないといけないと思う。

んで、その先生方があの膨大な数のラブソングのような恋愛人生において経験してきたか?っていうと、そんな事は絶対ないと思うんだよね。

阿久悠とか、上野発の夜行列車に乗ってみたりピアノが弾けないかと思ったらポルシェが走り抜けたり、挙句の果てに王貞治と対戦して宇宙人に恋しちゃうんだから、そりゃ勝手にしやがれとも言いたくなる。

ようするに実際に経験たかどうかは重要ではなく、想像力や今まで見聞きしてきた物を歌詞として再構築した結果なんだと思うんだけど、

今の作詞者にはそれらが欠けているという事になるのかもしれん。

けどこれを逆に考えると、今のシンガーソングライターは「借り物」の言葉ではなく、自分経験やそれによって生まれる強い思いからのみ作詞をしているとも言える。

過去先生方の歌詞が借り物だとは思わんがね。

記事への反応 -
  • 思いついたのは歌詞の具体性だった 作詞者だけの恋愛体験が出てこないんだなぁと 恋愛経験の無さが歌詞に固有体験を出せないことから浮き出てしまっている 童貞でもかける曲がラブ...

    • 日本の音楽、特に歌詞について考えるときって、演歌・歌謡曲時代の「先生」の存在を考慮しないといけないと思う。 んで、その先生方があの膨大な数のラブソングのような恋愛を人生...

      • なるほど。 確かに、若いというのは既にちょっと前かもしれんが、「オレンジ」のクリープハイプとか、「キラーボール」のゲスの極み乙女とか、実体験以外の何からも出てこない歌う...

        • だから、結局これは「流行」によるものなんだろうね。 阿久悠をWikipediaで調べたら、まさに「若い世代の実体験からの歌詞が売れると苦戦するようになった」とか「自分のことや自分に...

    • 歌詞の薄っぺらさとか語彙の少なさを見てるとちゃんとした読書経験がないんじゃないのかなと思う 全然本を読まずに作家になる人がいないように、作詞家にも相応の読書は必要だと思...

      • 若者向けにヒットした曲を取り出して、語彙が少ないだとか作詞家が読書してないだとかって判断するのって浅くね? 昔から若者なんて語彙が無くて本を読まないし、文字メディアが新...

    • 興味なくても耳に入るようなメジャーヒット曲って昔からそんなモノじゃない? ラブソングに限らず、また音楽に限らず、広く大衆にヒットするコンテンツって刺さる人には刺さるって...

    • 品のない爺共の感性で今のラブソングを見たらそうなんだろうけど、今の10代20代の等身大に近い感性だからヒットしてるんだろ 情報が反乱してて傷つくことを恐れてて、夢も自信...

    • 人類が進化したわけでもないのにこんだけ曲が増えたら薄まるのは当然。

      • だな。多すぎる。 真の名曲は変わらずあるから、ちゃんとアンテナ高くして見つけていかないといけない。 ランキングはあてにならなくなっちゃったから、本当に口コミと自分で試した...

    • 元々厚みあったか? ラブソングに共感するって女だろ 難しくしたってわかんないじゃん

記事への反応(ブックマークコメント)

人気エントリ

注目エントリ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん