買った覚えのない作品が購入済みリストに並んでいて、内容は新作のダイジェストの詰め合わせでした。
調べるとタダで配っているようだ。見て気に入ったものがあったら買ってくれということだろう。「特典プレゼント」と謳いつつも要は広告である。
別にこちらがなにか損をするわけでもないのでありがたくいただいておくことにして、内容のほうを順に鑑賞していった。
「あなたの萌えは誰かの萎え」の格言を引くまでもなく、そもそも性的指向というのはきわめてパーソナルなものであって、だからこそAVには無数とも言える多種多様なジャンルがあふれているわけで、むしろ世にある作品のほとんどが not for me だと言ってもよい。
毎月何百タイトルと発売される種々雑多な作品の山の中から、自分の感性と一致する、心の琴線に触れる作品を探しだすのは宝探しにも似た営みである。
なにしろ「好みの女優」と「好みのシチュエーション」と「好みのプレイ」が(OR条件ではなくAND条件で)一致しないといけないのだから、これだと思える作品は本当に本当にひとにぎりなのである。
脱線しすぎた。
つまりプレゼントされたダイジェスト集も、予想どおり not for me の詰め合わせだったのである。
そこまではいい。
当然予期していたことだ。
詰め合わせなのだからより多様な作品が幅広く収録されていたほうが理にかなっている。それに、自分でも気づいていなかった自分の中の感性の扉が、なにかの拍子にノックされることだってあるかもしれない。
だけどさあああああああああああああ!!!!!