2019-08-28

anond:20190827234347

波動関数φという概念は、雑に言うと「ある位置xに粒子が存在する確率」を計算する式。

粒子の「運動」を「確率」で表す、「粒子と波動の二重性」の概念がまずややこしいですが、その辺はコペンハーゲン解釈とかでググってください。

この波動関数計算するのが以下のシュレディンガー方程式

Hφ=Eφ

これがシンプルな見た目に反して地獄のような式で、簡単原子について計算するだけで物理系の大学生が持つあらゆる技術を駆使してちょっと足りないレベル数学知識必要になる。

頑張って解くと、φの答えがたくさん出てくる。それに対応するエネルギーEもそれぞれ計算できる。粒子はエネルギーが低くなる波動関数を優先して動いて、これが電子配置の概念かに繋がる。エネルギーを与えて物質が何かしら変化することも説明できる。ここまでがシュレディンガー方程式解説

トンネル効果は粒子の動きは「確率」で表されるものなので、確率のゆらぎによって越えれないように見える壁を越えうるって話。

というわけで、ちゃんとやりたいなら大学レベル(以上?)の数学知識がいりますが、概念理解することの方が大事だと思うのでまずは省略してもいいと思います数学は地道に勉強するとして、新書とかでこんな感じの簡単解説を色々読んでみるのはどうでしょうか。何やるにしても数学は後からついてくるスタイルでいいと思います

記事への反応 -
  • 中学1年ですが、大学のオープンキャンパスで量子力学の話を聞きました。トンネル効果という話が不思議で面白かったのと、シュレディンガー方程式と波動関数がなんだかすごそうだと...

    • 波動関数φという概念は、雑に言うと「ある位置xに粒子が存在する確率φ(x)」を計算する式。 粒子の「運動」を「確率」で表す、「粒子と波動の二重性」の概念がまずややこしいですが...

    • わかんないけどここで聞いても「色々あるネットの意見」に含まれず、かつ信頼しようと思う意見なんて得られるのか? 大学の先生の名前覚えてたら検索してメールするのがいいんじゃ...

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