2019-02-23

炎上

毎日、どこかで誰かが炎上している。

それをネット民が叩き、ワイドショーで取り上げる。

ただ、不思議もので、一週間もすれば話題性は薄れ、一ヶ月もすれば誰もそれに触れなくなる。3ヶ月もすれば炎上した事すら忘れ、「なんとなくなにかをやらかした人」程度に収まる。

人の噂も七十五日という言葉のとおりだ。

一体何人が、ホリエモン新幹線で席を倒していいか聞いてくる人にキレた事で炎上した事を覚えているのか(これ、今思えば心底どうでもいい話題だ)。

一体何人が、キングコング西野美術館を作ったか寄付しろ!と言った事を覚えているのか。

一体何人が、RADWIMPSHINOMARUという曲を作ったことで炎上した事を覚えているのか。

あるいは、去年のオリンピック金メダルをとった日本人名前――もしくは競技でもいい――を全て言える人は何人居るのだろう。

人間過去のことはすぐ忘れる。

から、おそらく炎上商法は正しい。知名度を高めることは、きっと仕事やあるいは金につながる。

ただ、私はそこにある種の悲しさと面白さを感じる。

あれだけ炎上したのに、話題をかっさらったのに、人は忘れる。興味をなくす。

それはつまるところ、人間他人に、そこまで興味がないからではないか

他人などどうでもいいと思っているから、炎上した人間を叩いて、満足したらあとはどうぞご勝手に、となるのではないか

悲しい。人間他人に延々と関心を持つ事は出来ない。持っても七十五日だ。

すごく悲しい事だとは思う。

だが、逆に考えてみると面白い。

例えば会社をやめて自分の夢を追いかけようとする人間がいる。

周りからは「やめとけ。どうせ失敗する。金や生活はどうするんだ」と言われるかもしれない。

だが、実際に自分に金品や生命被害が及ばない限り、他人から煽りや叩きは、どうせ七十五日で収まる。

ならば、他人言葉など気にせず、やりたいことはやっておいた方がいい。


どうせ人間他人に興味などないのだから


この日記を誰も読んでいないように(笑)

そしてこの日記を読んでくれた貴重な読者も、きっといつかこ日記を忘れてしまうように、ね(笑)

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