2016-03-31

証拠がなくても強気に出られる山本一郎氏の計算高い戦略

政治資金ごまかした松田公太さん、逆恨みで乙武洋匡さんの不倫旅行を暴露

この記事が出たときにずいぶんと断定的な口調でくるな、何か決定的な証拠を掴んでいるのかな、と思ったが、続報を見たときにそういうことか、と合点がいった。

松田公太さん、乙武洋匡さんの不倫旅行暴露に関し謎の釈明記事をブログにアップする(修正あり)

記事の内容をしっかりと読めばわかるが、山本氏は「松田公太氏が新潮乙武スキャンダルを売り込んだ」証拠は1つも提示していない。

ここで明らかにされているのは

(1)松田氏が東スポ乙武氏の出馬をリークしたらしいこと

(2)松田氏がリークに関して関係者謝罪したらしいこと

(3)松田氏が乙武氏の不倫旅行1月の時点で知っていたらしいこと

であり、仮にこれらがすべて事実であろうとも「=松田氏が新潮乙武スキャンダルを売り込んだ」という因果関係は、どうあっても結べない。

また、山本氏佐藤氏に送ったメールへの佐藤からの回答を、「当方で把握している事実関係と大きく異なる回答をしているため、内容については信憑性に欠けると判断」としているが、その根拠はどこにもない。これでは、山本氏が信じたい方を信じた、というだけである

では、なぜここまで強気に出られるかというと、山本氏はたとえ裁判になって山本氏の主張が間違いだったと判明しても、その結果が出るのは選挙のあとになるであろうし、そのころには大衆の興味もすっかり薄れているだろうので、山本氏が敗訴したとしても山本氏には大したダメージはないという計算からだろう。賠償金を払ったとしても、山本氏が払えず、困窮するほどのダメージとなる額にはならないだろう。

松田氏の方はといえば、勝訴したとしてもそれが大々的に報じられるわけではないので信頼回復には繋がらず、その前に選挙への影響で落選となるかもしれない。勝とうが負けようが大ダメージなのだ

以上のことから山本氏戦略的強気に出ているだけで、そこに確たる根拠証拠もないのだろう。

そもそも山本氏情報収集能力というのはここ数年の記事から明らかなように内通者からのリークに頼るか、メールを送るぐらいのもので、自らの足で取材を重ねて証拠固めするものではない。そんな人間週刊誌記者が掴んでいないような重大な証拠を持っているわけないのである

  • そもそも山本氏の情報収集能力というのはここ数年の記事から明らかなように内通者からのリークに頼るか、メールを送るぐらいのもので、自らの足で取材を重ねて証拠固めするもので...

    • 「松田氏は嘘をついた」と「松田氏は新潮に乙武スキャンダルを売り込んだ」には因果関係はない。 こういう短絡をする人間に松田氏のイメージが植え付けられればいい、と山本氏は考...

      • じゃあ何故あそこであの内容の嘘をつく必要があったんですか? 当然根拠のない推論でいいから現実味の有るところでお答えください

        • そもそも山本氏の「松田氏は1月時点で知っていた」という主張に根拠はない。証明責任があるのは山本氏側。

          • そもそも山本氏の「松田氏は1月時点で知っていた」という主張に根拠はない。証明責任があるのは山本氏側。 はい、話を逸らしたねw 山本が手札(つまり内通者が誰か、リークの全...

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