背は決して高くない。当時50歳くらい。
授業がとても面白かった。
冗談もよく分かる人だった。
(男の人を好きになる上で最も重要なポイントは匂いだ。いい匂いが大抵の見た目をカバーする。嗅いだときに胸がきゅっと詰まって頬が暖かくなる瞬間は早々やってこない。いまの彼氏と先生、それと埼京線を降りた時に偶然嗅いだサラリーマンだけ)
とにかく姿を見ただけでキュンキュンとした気持ちが頭からつま先まで満たされていった。
何度も先生を思い浮かべて気持ちよくなった。
目の保養的ポジションとしてだけ見ていたから気持ちを伝えることはしなかったけど、私自身非常に分かりやすい人間なので気付いていたと思う。それに気付いていながら普段通り、いやみんなに接するよりほんの少しだけ優しく接してくれるのだからたまらなかった。
手に入れた瞬間地獄だぜ!