2014-01-13

ODAと称するバラマキ

例えばアフリカに多額のODAをぶちまければ、そこの政府権力者日本になびくようにはなるかもしれない。それで、資源利権を買い取るわけだ。札束でほっぺたしばきに行ったということだ。

当該国の政府権力者からすれば、開発が進み、また現地の産業が進んで、支配体制正当化するかっこうの口実になる。

だが、それではたして、当該国の格差は縮まるのだろうか。民主化は進むのだろうか。むしろODAをぶちまけることは、当該国の格差を容認することを意味するのではなかろうか。

プラントを建てるのにしても、紅茶コーヒープラントするのと同じように、権力者が多額の収益を得て、労働者搾取される。その構造中東産油国を見てもわかるだろう。

実際にいままでも日本は多額のODAをばらまいてきた。だが、それで例えばアフリカは豊かになったのだろうか。

しろODA費用効果が低く、日本企業が居て道路でも敷いている間はいいが、いなくなった途端にボコボコになってムダになる。例えばソーラーパネルを設置しても、壊れたら放置される。

端的に言ってしまえば、多額のODAをつぎこんで道路を敷いたりプラントを建てたりするのは、ゼネコンなどの日本企業に対する公共事業海外に輸出するということだ。国内費用効果の低い公共事業をやると「ムダだ」といって速攻非難されるのに。

いわゆる「バラマキ」の典型で、しかも一般庶民に対してゆきとどかない、格差是認型のバラマキだ。ばらまいたカネは、一部の者たちにしか還流しない。当該国の権力者は、カネをくれるスポンサーになびいて、自国市民をかえりみなくなる。

それでも、札束外国をしばいて、いいカッコして、そりゃあさぞかし気分のよいことでしょう、自己肯定感の足りない卑屈な「愛国心」が満たされることなのでしょう。

  • ODAって、あげちゃうんじゃなくて、返してもらうことが前提だよね? 踏み倒されることもあるみたいだけど。   投資収益率で見たら、まあまあなんじゃないの?

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