楽天・田中投手のポスティングによるメジャー挑戦を楽天が認めない方向、という話が報道されていますが、実際にポスティングが球団側に拒否された場合、今後期待の若手が手を抜くという問題が発生する可能性があります。
今回の問題は、田中投手ほどの選手をポスティングによる補償の上限額である20億円で手放さなければならない、という点。つまり、メジャーに挑戦したい選手の場合、球団側に20億円以上の価値がある、と思わせてはいけないのです。
じゃあ選手側はどうすれば良いのかというと、それほどの価値がないように手を抜けば良いわけです。手を抜いて多少年俸が下がったとしても、メジャーに行って活躍すればばその分はすぐに取り戻せます(例:ダルビッシュ有投手は日本では球界最高年俸レベルの5億円をもらってますが、メジャーでは6年で5600万ドル(約56億円)+出来高という、倍近い年俸になってます)。
ダルビッシュ投手は最初から鳴り物入りで入団した特別な選手としても、たとえば野茂投手の場合、1年目は年俸980万でしたが、翌年は3年430万ドル(4億3000万)、またメッツ移籍後は1年292万ドル(2億9000万)で契約しています。つまり、多少手を抜いて日本での年俸が減っても、米国で活躍できれば日本と同レベル以上の年俸が期待でき、そこで簡単に取り戻せるのです。
現在、将来のメジャー挑戦が目されている選手としては、カープの前田健太選手や日ハムの大谷翔平選手などがいます。特に大谷選手は高卒から直でのメジャー挑戦を当初は表明していたくらいですから、将来メジャーに行きたいという意思は強いでしょう。今回の田中選手のポスティング問題を見て、「20億円以下の価値のプレイしかしない」となってもおかしくはありません。今後のメジャー志望選手の動向に期待です。
あのな そんな手を抜いて結果を残せるほど甘い世界じゃないんだけど 選手がどうしても行きたいというのなら簡単 移籍後に元球団に対して「個人が」金を払えばいいだけの話 自分の所...