2013-11-21

弟がエヴァ原理主義者になった件

 今年から東京一人暮らしをしている弟(大学生)に電話した。

   私「敷波と綾波区別がつかない」

   弟「あんちゃん、何言ってんだよ」

 弟は艦これではなく、エヴァのことを言っているらしかった。

 どうやら大学ヲタサーで瘴気に当てられたようだ。

   弟「俺の好きなアスカ式波じゃなくて惣流。TV版と旧劇しか認めない」

 

風立ちぬ』で堀越二郎中の人を務めた中年男を口汚く罵り始める弟。

 新劇は気に食わないようだ。

   弟「ゲンドウ・シンジレイは父・(神)子・聖霊で……」 

 ユダヤキリスト教ネタ元を延々と説明された。弟にとってエヴァバイブルなのだろう。

   弟「設定がイデオンとクリソツなんだよ。特撮から借用したシーンも多々あってさぁ……」

 1995年生まれ(早生まれ)の弟は、自分が生まれる前に製作された膨大なヲタアーカイブを一つひとつ観たという。

 意外だったのは、ストーリー矛盾点を指摘しても弟が怒らなかったことだ。

 弟曰く、『ストーリーなんて犬に食わせておけばいい』らしい。

風呂敷の畳み方は3つ。ちゃんと畳む。放置。引きちぎる』というヒゲもじゃ庵野言葉を引き合いに出し、映像作品としてパンチが効いているのがエヴァの良いところだと弟は力説する。

 そんな弟は、まどマギを『よくできた作品』と評していた。『ちゃんと伏線回収して、綺麗にまとまっているけど、幾分お行儀が良すぎて物足りない』と、謎の上メセで宣う。

 弟のような人間は少数だけど、毎年一定数はこの手の面倒くさいヲタが生まれるのだろう。エヴァの影響力パない

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