2013-10-27

最後は好きか嫌いかで決まる

大手企業の総務で人事していました。今は田舎に帰って「人生の楽園」みたいな生活をしています

総務での主なお仕事の一つに、役員の方々にお見せする新人ピックアップすることというのがあった。

別の言い方をするといくつかの応募チャンネルからこちらの部署責任選考した人を上の方々にご提示するということ。

2次選考くらいまで通ると、総務対役員みたいな様相になってくる。

総務の責任で、この人なら大丈夫太鼓判を押した人なので、家庭環境がどうのとか学歴がとか大きな声で反応よく受け答えができるとかそういう基準は、通過した精鋭たちだ。

この後、どうなるのかというとまずは、だれそれの親戚とか役員学校の後輩だとか、取引先の誰々のプッシュがとか、野球部入っているとか、役員の人の好みで選ぶ。

役員の人が女性だと、あのコかわいい男の子扱いで選ぶことすらある。逆におっさん役員なら美人から採用とかもある。体が丈夫そうとか文句言わない感じというのも重要かもしれない。

それでも枠に余裕があると、今度は、占いの要素を取り入れる。

誕生日旧暦に直して、古の占い本を読み始めたり、姓名判断で占ったりする。

一応、念のため最初役員が選んだ人も姓名判断占いをして、いい結果が出たことをそれぞれの役員が誇らしげに語ったりする。


仕事のついでにその占いの本で、おいらの誕生日を確かめてみた。

すごく好人物っぽく書かれていて驚いた。完璧超人かよ。

これで採用されたのかとも思った。

資格とったり、意識の高い行動を取ったりと努力してきたのだが、決め手は占いだったのか…。

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