2013-02-27

なぜ日本は「法学部経済学部」なのか?

先日の日経に、

法学部人気急落」という記事があって、明治学院大学とか東大とかが取り上げられていた。

日本文系大学の中で、法学部は「文系花形、主流派」的扱いを今までされて来て、

「あぐらをかいていた」が、人気急落で、受験生相手に法学部の魅力のアピールに努めざるを得なくなった、という記事。

そもそも、なぜ日本では法学部が主流で、文系花形扱いされているのか?

これは推測だが、今の日本文系大学の多くは、明治時代の「法律学校」創設がルーツだったからではないか

確か明治大学中央大学なんかもそうだった筈。

経済学部とか文学部とか社会学部とかは「後発の学部」なので、大学内では傍流だったんだろう。

もっと突き詰めれば、「なぜ明治時代には法律学校が多く出来、経済学校は少なかったのか?」

という疑問に行き着く。

これも推測だが、当時の日本GDPの大半は農業生産GDPであり、

まり農業経済が大半、個人農業が大半であって、企業資本経済行動を

学問的に分析する必要性が乏しかたからだろう。

要するに、経済学がさほど必要なかった、経済学必要なほど経済成熟してなかった、ということ。

他方、近代化のために法律制度を整え、また列強に対抗し不平等条約を改訂するために

法治国家」をアピールする必要があったため、経済力以上に「法律力」を身につける必要に迫られたため、

農業国であっても法律学校を整備する必要があった、そういうことでは?

しかし、現代みたいに、GDP殆ど企業生産活動で成り立っている社会では、

文系メーンストリームは「法学部」じゃなく「経済学部であるべきなんじゃないか

(もしくは商学部経営学部

もっとストレートに言えば、東大法学部じゃなく東大経済学部、文一より文二の方が主流になる社会でないと嘘である

ところで余談だが、明治学院大学は、自分敬愛するアルフィーの母校である

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