2012-10-21

メガネの修理をした話

先日、生まれて初めてやった弓道で、弦がメガネに引っかかり、左右両方のつがいが豪快に死んだ。

デザインもなかなか、掛け心地もとても気に入っていたので、たかメガネと思わずに修理したいなと思った。

東海地方地方都市に住んでいた時に買ったものである

zoffとかalockみたいな全国チェーンではなく、街のメガネ屋で買ったメガネ

かなり変わったメガネが多かったけれども、黒のセルフレーム、いわゆる黒縁メガネだ。

そのメガネ屋の話も語りたいことはたくさんあるのだが、それはさておき修理の話を進める。

Googleブランド名を調べると、取り扱い店舗を知ることが出来た。

自分の住所から一番近いのは、都内だった。

軽く1時間はかかるが、迷ったが駅に向かった。

ギリギリだったが、まあなんとか、営業時間内に間に合うだろう。

そんなこんなで、1時間少々電車に揺られる。

そしてまた、駅から遠い。

家を出た時のテンションも平常に戻りかけたころ、店に着く。

存在感を隠しきれない言葉に出来ないメガネをかけた店主がいた。

なんていうか、スタンド使いっぽい感じ。

そういえば、買ったお店の店主もそんなんだったななんて思い出す。

それで、かくかくしかじか事情を説明する。

そこから

「うちでも取り次げますけれども、どうせなら製作者のお店がここからちょっと遠いですが、小一時間ほどのところにありますので行ってみてはどうでしょうか?」

なんかすげぇ、ジョジョっぽいなと思いつつ、「いえ、いまもう19時ですから、着く頃にはあちらも閉店時間になるでしょうし。」

「そうですか、でもちょっと問い合わせてみますよ。」

電話を取る店主。

えぇっ?!と思うも、なりゆきに任せる俺。

「19時閉店だそうですけどッ、来店まで待ってるとのことだそうですッ!どうしますかッ?」

もう行くしかないような気がして、勧めに従うこととした。

「この道を真っ直ぐですッ!そうすれば駅につきますッ!」

そんなこんなで、それから小一時間ほどかけて、小さなメガネ屋にたどり着いて、その店で修理に出すことが出来た。

僕の人生で、店舗で買った品物から、その製作者にたどりつくような経験というのは、はじめてなんじゃないだろうか。

なんとなく掛け心地がいいなくらいにしか思わなかったけれど、きっと、目に見えないたくさんの工夫と、溢れる情熱で出来た眼鏡なんだろう。

ちょっとした感動だった。

  • 宣伝乙……と言わず、そのメガネのブランド名教えてくださいm(_ _)m そういうの、すげえ好き!

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