2012-08-20

日本薬局フッ素剤売れ!

フッ素には歯磨き以上に虫歯予防以上の効果がある。歯学では基本的な事実なのに、日本はあまりにも虫歯予防用のフッ素剤が手に入りづらい。

水道水フッ素添加は選択制にすべき、という意見は納得できる。しかし、実は、その選択肢であるフッ素剤も、日本では薬局殆ど売っていないのだ。

結局、家庭でフッ素を使って毎日虫歯予防するという選択肢は、日本では極めて取りにくい。

虫歯予防としてのフッ素剤の効果が期待できるのは、400ppm以上と言われている。ところが、希釈前のフッ素剤は、薬事法改悪のために劇薬指定されて、処方箋がないと買えなくなってしまった。しかし、保険適用外になるため、歯医者でも処方しにくい(価格10日分で数百円ぐらいの安い薬だが)。結果として、一般人フッ素洗口液を手に入れるのは極めて難しい。昔は日本歯医者でも普通に売っていたのに。欧米では普通に売っているのに。一応、歯磨き粉には希釈した最大950ppmのフッ素が入っているが、歯磨きをした後にブクブクうがいをすると濃度が下がって効果がない。それ以上に、粉末状のフッ素洗口液の何倍もの値段がする。

嘘だと思う人は調べてみて欲しい。効果の期待できる400ppm以上のフッ化物水溶液で口を満たす方法は、フッ素洗口剤が殆ど唯一の選択肢なのだ歯医者で何ヶ月か一回フッ素を塗ったって、毎日フッ素洗口液の使用に比べれば効果たかが知れている。

この状態を放置しているため、大勢の何本もの歯が失われている。未だに虫歯を、患者の歯磨き不足のせいにするのはやめて欲しい。日本人が超努力して歯磨きに時間かけてボロボロの歯で詰め物だらけなのに、他の国ではフッ素を使って虫歯が全くない人がゾロゾロいる。なんで、国のアホな政策なせいで、自分の歯をボロボロにされなきゃならんのだ?悔しくないのか?

お茶フッ素が入っているから…」とか、「フッ素の多い食品を…」といった意見もあるが、どれも、効果のある400ppm未満。

お願いだからフッ素洗口液のミラノール(粉末)を薬局で売ってくれ。それだけで、医療費大分削減できるはずだ。

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