あまりにも攻撃されるものだから翻って何されてもずっとヘラヘラして生きてきた。
そうすると人間関係がとても円滑になり、少なくとも嫌われることはなくなった。
しかしそれはただおもちゃになっただけだった。今にしてみれば、やれと言ったらやるし、何をしてもヘラヘラしてるのだからそりゃあ遊びたくなるな、とは思う。
自分で選んだことだがこんなのは嫌だ嫌だと考えるものの、他のやり方は知らぬのだからどうしようもなく、成人してしまった。
大学三年生なのでそろそろ自己分析とやらをしなきゃいけないのだが、まさか面接でありのままを吐露するわけにもいかない。
嘘はあまりつきたくないし隠し通せるとも思ってないが、案外わからないものなのだろうか。
そもそも今までだってうまくやっていた確証などないし、うまくやれていても結局はそれ自体が不満なのだから同じだ。
だから勉強も研究も動力は他人の目でしかない。言われなくても「早く走れ」と急かしてくる。行き先は知らないし、選択の時は消去法だ。
こんな不良品を押し付けたくない。本当は品物でもありたくない。でもこれしか知らないし、さっさと走れと囁かれるものだから動くしかない。
不遜だとわかっているし、こんなことは微塵も思っていないが、いっそ就活なぞ失敗してしまえばいいとどこかで願っているのかもしれない。
でもやめてどうするのだろう。無理だ。どっちも苦しいのだ。どちらも見えてくるものは違うし、どちらがより良いかなどわからない。
もうばれているのならさっさと言ってほしい。
こんな薄っぺらいんだから、見透かしてください。
誰かにめちゃくちゃに壊されたい。もしくはめちゃくちゃ幸せにされたい。
残念ながらなかなか他人は関わってくれない。 自分で勝手に幸せになれ。 まずは金を儲けるんだな