はてなキーワード: 女工とは
http://anond.hatelabo.jp/20071122145834
http://www.geocities.jp/yamapon65/tisantisyou_furai_gyouda_1.html
緩く溶いた小麦粉に刻んだ長ネギと豚肉少々くらいの具を入れて薄く焼いたお好み焼きの出来そこない(失礼)のような極めて素朴な食べ物。もともとは農家のおやつだったものが、行田の足袋産業が隆盛を極めていた当時、女工さんのおやつとして好まれ、販売する店が増えて定着したとのこと。漢字で「富来」と書くらしい。
平成10年に105歳で亡くなったこの店の先代のおばあさんが、大正14年に足袋工場で働く女工さんの夕方の休憩時間のおやつとしてフライを販売したのが行田のフライ屋さんのルーツと言われているとのこと。
■この工場の生産ラインは2本で、それぞれ一日3千個、5千個の震える物をつくった。それら生産品は安全検査など行わず、ちゃんと震えるかどうかを確かめるだけだった。
■記者がその工場を参観すると、プラスチック倉庫のとなりに生産ラインがあり、むっとする暑さのなか、20人あまりの女工が手作業で震える物を組み立てていた。女工はマスクや帽子、手袋をしておらず、汗まみれの手で直接、震える物をさわっていた。女工の健康検査は一切行われていない。
■工場内はハエがとびかい、地面には水がたまり、プラスチックのカーテンで遮っただけの場所にトイレがあり、汚物がいっぱいたまって汚臭で吐き気を催すほど。作業員のひとりがトイレで商品を勝手に試し、手も洗わずラインにもどってきた。
■工場長はプラスチックの「製造場」に連れて行ってくれて「これが最大の内幕です」「シュロ油をつかうのですが、一度も油を取り替えたことがありません。どの震える物工場もそうです。油を取り替えるには工場のラインを停止しないといけないです。誰がそれを望みます?」と説明。
■工場の外の下水溝には、木製の蓋がしてあり、それをあけると、強烈な悪臭がただよい、乳白色のあぶらがゴミの中に浮いていた。これが「下水溝油」だ。数年前から、工場の大小にかかわらず、これら排水溝はちかくの村の農民が年間1万元前後を支払って、その使用権を買っている。当然「下水溝油」を回収するのが目的だ。
■下水油は何に使うのか?記者がきくと「彼らは石けんをつくる、とか言うが、誰が信じますか? 精製しなおして、細長い震える物や、あるいは薄い風船状の何かをつくるんでしょう。近くに石けん工場はないが、震える系工場はいっぱいありますから」。