2024-08-14

給食のたなばたゼリー

小学生の頃、給食で年に一回のたなばたゼリーが出たときに休んでいた高岡くんの分を誰がおかわりするかじゃんけんで決めようって話になった。当然、クラスほとんどみんながたなばたゼリーをおかわりしたいと思ってたので30人くらいでじゃんけんすることになった。

僕はみんなでじゃんけんするとずっとあいこになって時間がかかるだろうと予想して、兄からいたことのある「多い勝ち」をみんなに提案した。そしたら「何人かでどの手を出すか決めておけば有利になるからダメだ」とクラスメイトに言われた。

それもそうだと思った僕は「少ない勝ち」を提案した。今度は「自分以外がグー3人、チョキ2人、パー2人とかだったら自分がどの手を出しても負けになるからかわいそうだ」と別のクラスメイトに言われた。一理あると思った。結局、誰が食べるかの決め方を決める前に給食時間は終わってしまってクラスメイトの誰もたなばたゼリーを食べれなかった。

今の社会議員を選ぶのに「多い勝ち」をしていて、マイノリティーを守ろうというときには「少ない勝ち」をしている。しかし、そうすると「多い勝ち」のときには結託したもん勝ちになるし、「少ない勝ち」のとき自分マイノリティーではなく、かといってマジョリティーでもなかったときはどうしようもない。じゃんけんダメだったから多い勝ちと少ない勝ちを考えたように、多い勝ちと少ない勝ちにほころびがあるのなら新しいルールがあっても良いのではないだろうか。

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