むかしむかし、あるところに、トミンが居ました。
トミンは欲深く傲慢で排他的な思想の持ち主でしたので、公共の空間にトゲトゲを設置し始めました。
トミンに相応しくない人たちがタダで寝泊まりするのをひどく憎んだのです。
トミンはたくさんのお金を使い、エアコンで快適に保たれた自宅やオフィスや児童施設などで暮らしていましたので、
まともな人間ならトゲトゲなんて困らない、鳥のフン避けと一緒だと考えました。
すると、ある日、街が地震で崩壊しました。
トミンは一生懸命に歩いて家を目指しましたが、がれきに足を取られ一向にたどり着けません。
疲れ果てたトミンは思わず公園で休憩を取りましたが、お尻にトゲトゲが刺さり死にました。
めでたし、めでたし。
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