JUMPの呪術廻戦は、まっとうに考えるとあと数話〜10話くらいで最終回という展開なわけだ。
しかし、作者はBLEACHとHUNTER×HUNTERに強い影響を受けている。そうすると、もしかして。
たとえばBLEACHでは、藍染惣右介と主人公の戦いを通して「強きものの責任と孤独」について語られる。強さのインフレはその時点を頂点として、後は別の語り口を用意したという見方もある。
たとえばHUNTER×HUNTERでは、キメラアントの王とネテロ会長が強さの頂点として、後は人間同士の心理的な駆け引きの話に移行したとも言える。
強きものの力と孤独と、もしかしたらちょっとした救いを描くことで、呪術廻戦の強さインフレは頂点を迎え、その後に物語の解体・再構築を計る次章に突入する…
可能性はあるだろうか。