2024-03-20

法の不遡及」は果たして絶対的価値観なのか。

日本版DBSで遡及ガー言うてる奴がいたので。

法の不遡及というのは大陸法体形で、権利統治の安定性のために導入した技術論点に過ぎない。

よって「民主主義」や「法の下の平等」のような道徳的価値は一切ない。

例えばニュルンベルグ裁判では、実定法自体が不完全であるゆえに遡及はむしろ正義である宣言されている。

現存の法のみを絶対至高の存在とし、法治以外の道徳を抹消する実定法主義ナチズムに利用され、その欠陥が明らかになった。

ゆえに法の不遡及は相対化されるべきであり、少なくとも「絶対原理」ではなく「重要ないくつかの(競合すべき)価値観」に格下げされるべきではないだろうか?

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