■徐々に変えるという悪
カルト宗教が「徐々に」特定の権力構造を変えようとしているとしよう。
一見すると波風を立てなければ平穏なまま保たれるように思う。
しかしその「徐々に」を続ければ、気が付かないうちに極端な方向へ曲がっていくのである。
気がつけば取り返しのならない事態になっており、政治家・メディア・企業が乗っ取られている。
世間が関心を持つためには大事件にならねばならず、やりたくないダーティ・ワークを誰かがやらざるを得なくなる。
太い木を徐々に徐々に曲げていけば、どこかの時点で激しい音を立てて「バキ!」と折れる時点が存在している。
不自然な「徐々に」を繰り返せば、きっと似たように社会が折れてしまうのだろう。
バイデン政権も、徐々に言論の自由を剥奪してきている。
隠されたカオスの中で、人々が不満を溜め込み、社会が音を立てて折れてしまうのかもしれない。
ツイートシェア