反出生主義、理解できなくはないのだけれど、自分がそこそこのんべんだらりと暮らしているせいか、根本的な共感は出来ないでいる。
「生まれなければ苦しまずにすんだ」というテーマにも、同意するのにためらうところがある。そもそも私は見たり聞いたり考えたりするのが好きだ。生まれなければ認識も知覚も無いので、それが嫌な感じがする。同じ理由で死ぬのがとても嫌である。
そもそも苦しいと感じるのは生きているから、生まれたからで、それがなければ苦しくもない、合っている。
生存→認識→苦痛だ。
そこで生存を無くせば、
1. →認識→苦痛
2. → →苦痛
3. → →
解決する。わかりやすい。
だた、私は認識を苦痛よりもいまのところ上位に置いているので、
この時点で嫌だ。私が反出生主義に心から同意するためには、認識が耐えられないほどの苦痛が必要だろう。
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