好きな音楽、印象深い光景を思い出そうとすると、頭の中で音や映像が再生する事ができる。
聴こえてないんだけど聴こえる。見えてないのに見える。
この感覚って意識してみると非常にむず痒い。
頭を漂うこの情報の正体って何だろうとずっと思ってたけど、最近になって納得がいった。
目や耳といった受信器から、光や振動を物理的な情報として受け取る。
それを脳味噌で処理した結果、いわゆる我々が普段見聞きする情報が再生される。
視界にプロジェクターのように、頭の中でスピーカーのように。
記憶を掘り起こす時というのは、その受信をすっ飛ばして過去に再生した情報だけをリピートしてるんじゃないかって思った。
ソフトでだけ再生されて、ハードには反映されない。
だから実体のない影のようなものが頭の中だけでぼんやりと浮かんでくる。
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