「である」と「べき」、記述と規範の区別がつかない人が多い。
幼い子供は総じて場所を考えず騒ぎ立てる事がある、というのは疑いようのない事実だ。「である」の話として、「仕方のない事」と言える。
しかし「べき」の話として「仕方のない事」、つまり「そうであるべきだ」と導き出される訳ではない。
自然な物事に対し、それを認めた上で従うか抗うかは考える余地のある所だ。何か本能的なものがあったとして、その事実の認定を「本能なのだからそうあるべきだ」と、規範としての話と混同してしまう人が多い。
注意すれば常に静かになるというものでもないが、だからといって「子供は泣くのが仕事だ」と居直るのはいかがなものか。
Permalink | 記事への反応(0) | 22:49
ツイートシェア