人間失格を読んだ。
所々人間の普遍的な悩みを明確な輪郭で描いたパンチラインがあって、自意識を突っつかれた。ただ、総じて自意識の肥大したナルシストの自己弁護じゃん。社会性として、エクスキューズとして自罰的な風を装ってるだけで、自分大好き人間じゃん。ケッ。って感じだった。
中学の頃にでも読んでたら「これは自分だ……自分だけが本当の意味で彼を理解できる……」って思ってたと思う。
でも今読んで嫌悪感を抱いたのも、同族嫌悪が多分にあると思う。大人であろうとして退廃を気取った感性を嫌うフリして、そういうナイーブな青臭さを大切にしていたいと思っていたりもするので。
Permalink | 記事への反応(1) | 20:03
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