雑誌を読んでいたら、若い女性と思われる著者が「私はマジ卍と言ってた世代で、読者層より少し上」と書いてあった。マジ卍世代と「若い世代」は重なっていないのか、と思った。マジ卍に代わる今の若者言葉も記載されていたはずだが、もう覚えていない。
では私が使っていたマジ卍の同義語はなんだろうか、と考えたが、上手く思い出せなかった。なんせ20年くらい前のことである。社会人になってからは使わなくなったし、私が若者であったときもそういう言葉は使わないタイプだったな、とすら思った。
しかしある時、とんでもなくびっくりする出来事が起きた。その場でひとりだったが、テンションがあがった私は思わずこう口走った。「マジうける」。
そして気が付いた。そうか、マジ卍の同義語はマジうけるか…。
楽しくても面白くてもびっくりしても悲しくても美味しくてもかわいくてもマジうける。
マジ卍は実際に使われているのを聞いたことが無いが、マジうけるは聞いたことがある。
同期との会話だ。それマジうけるね。こうして書くとおそろしく時代かかった表現に見えるが、つい先日も聞いた。
若者言葉と認識されなくなっても20年間、私はマジうけるを使い続けていた事実を知った。
そのうち、マジうけるは老人しか使わない言葉になっていくのだろう。「マジうけんねそれ」とか婆さん同士で楽しく盛り上がっているのが老人の日常となる日が…。
たのしそう。その時代のナウいヤングにバカ受けですよ